「かたちのないもの」という服作りは、
現代社会に対する強い憤りから生まれました。
私たちは考えていることを
ホモサピエンスが開発した言葉や文字という魔法で知覚し
心の輪郭を掴むことができます。
しかし私たちは魔法使いではありません。
近年、社会は物事を善悪/白黒と極端に決めるよう変化しています。
私たちは三次元世界を生きています。
奥行きを読まずあらゆる「かたち」に拘ろうとする世界に
人間の野生化という焦燥感を抱いています。
「服を背負う」という着方と
「かたちのないもの」を探究し
現代社会に対する姿勢をデザインします。
Ruru Tanaka